堺市庁舎21階展望ロビーより仁徳陵を眺め、その巨大な建造物の大きさに驚かされた。千数百年前の古代の人々の底知れぬ力、英知に頭が下がる思いであった。ただ、当時の経済力を含めた総合力をもってしても、相当な大事業であったことは間違いない。何故という大きな疑問符が付く。
仁徳陵は、現在宮内庁の所管であり、当然、発掘調査等はできないので、この古墳の埋葬者が仁徳天皇か否かは、出土品の遍歴から色々議論のあるところであるが、この内容の確証については後世の調査・研究に委ねざるを得ないとおもわれる。
大仙陵(仁徳陵)
堺市博物館において、仁徳陵出土の遺物(石棺、土器、埴輪、副葬品)等の見学を行なった。これらはレプリカが大半であるが、当時の武具、装飾品等の多様性に驚かされた。