スロットルワイヤー調整とステー位置を移動 
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                スロットルワイヤー調整とステー位置の移動をしました。 
                ヴィッツのデフォルト設定ではワイヤー位置が緩く遊びが多い状態です。従って開くセルレスポンスが鈍く、特にAT車ではキックダウンがし難いなどの欠点が有ります。 
                そこで、スロットルワイヤーの位置を調整し適正位置に設定することでアクセルレスポンスの向上をはかります。 
                
                    
                          
                         
                        赤矢印のナットを片側固定、片側を緩めます。ナット径は12ミリです。 
                        ナットを緩めたら、スロットルワイヤーの遊びを調整します。 
                        遊びを完全に無くすと常にスロットルワイヤーにストレスが掛かっている状態になるので程ほどにしましょう。 
                        指で軽く触ってほんの少し遊びがあれば十分です。言うまでもありませんが、遊びが全く無い、引張り気味なんてのはダメですよ。 
                        調整幅は車両によって違うので、現車合わせになります。 
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                スロットルワイヤーを調整するだけで、アクセルレスポンスは十分に向上しますが、これで終わってはつまらないので更に工夫をします。 
                 
                スロットル本体とワイヤーステーの間にステンレスカラーを挟み込みステー固定位置をシフトさせます。これで調整幅も広くする事が出来ます。 
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                まずは、スロットルワイヤーステー本体を外します。 
                エアクリや周辺のホース類を外したほうが作業は楽に出来ます。 
                補機類の取り外しは特に難しいことはありません。 
                 
                スロットルワイヤーステー本体は12ミリのナットで止まってます。上下の2ヶ所あります。 
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                ワイヤーステーが外れたら、スロットル本体とステーの間に4ミリのステンレスカラーを挟み込みます。 
                余り分厚い物を挟むスロットルとステーの固定強度が落ちるので程ほどにしましょう。最大5ミリ程度が限度だと思います。 
                 
                上下2ヶ所同じように挟みます。 
                 
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                挟み込んだら、元のようにしっかりとナットを締めます。 
                ついでですので、このナットもステンレスの物に置き換えます。 
                ちょっとした、細かい工夫ですが、こういうステンレス製への置き換えによりクルマの長持ち具合が変わります。また強度も高いので、なめたり、ねじ切れたりと言う事も減ります。 
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                作業完了後はこんな感じです。 
                ステンレスカラーを挟んだ事により、その分、右方向にシフトされました。 
                さっきワイヤーの位置調整をしましたが、ワイヤーの調整ネジ部分が短いせいもありきっちり調整出来ない場合があります。 
                今回、4ミリシフトさせたお陰で十分に調整が可能になりました。 
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