趣 味    く る ま

 トヨタ ヴィッツRS (NCP13 1.5L 5DOOR AHMVK)についてのページです。
 
写真満載で重いですのでご注意ください!改造は自己責任でお願いいたします。
ヴィッツにアーシングをDIY施工しました

アーシングって何?
電気にはプラスとマイナスがあります。車に載っているバッテリーにも当然それはあてはまります。
しかし、車の部品を見てみると配線は一本しかありません。それは、マイナス配線の替わりに車の車体を使っているからなんです。
ですが、車体の老朽化や、大量の電流が流れる場合、車体だけでは満足なマイナス配線の代役を果たせない時があります。
そこで各部品とバッテリーのマイナス部分を太い電線で結んで、効率良くマイナスの電気を流して、車が持っている本来の力を引出そうというのが「アーシング」です。
  ※基本を解るための、ごく簡単な説明です。深い突っ込みは無しね。

仕組みが解ったらキミも街でナウなヤングに人気の「アーシング」を早速施工しよう!
これで、ピチピチギャルにモテモテ!キミもフィーバー!フィーバー!!(意味不明)

 
アーシングに必要な材料と道具

 
1.ケーブル
太さは8sq(スケア)ぐらいが使いやすいです。特別太くても効果は変わらないようです。耐熱被膜のを選びましょう。1Mあたり400円ぐらいから。
ヴィッツには5Mあれば十分すぎるほどです。


2.端子
端子が無いと車に取り付けできません。
端子のサイズは「8−8」「8−10」などと表記されます。前の数字は接続できるケーブルの太さ、
後の数字は取付できるネジの太さを表わします。

JIS付記の物が安心。一個10円ぐらい。ヴィッツはほとんどが6ミリのボルトで取り付け可能ですので、8−8か8−10あれば十分です。
ケーブルも端子も取り付け必要数に応じて買いましょう。

3.圧着工具
ケーブルに端子を取り付けるための工具です。
こんな感じでかしめて取り付けます。これもJISマークつきを買いましょう。3千円ぐらいから。

  

プライヤーや金槌で叩いて取り付けたという話をよく聞きますが、お勧めしません。
もし外れてしまったら・・・。こんな太いワイヤーが回転部に絡まったらどうします?想像して下さい。
仲間内で使い回しするといいですよ。使った後はオークションにでも出せばいいですしね。

4.CRCコンタクトスプレー(KURE製)
端子部分には電気が流れますので、油や汚れがついていると効果が発揮できません。その、汚れ部分を取るためのスプレーです。ホームセンターで700円前後。
なお、塗装されている部分にアーシングする場合は端子取り付け部分の塗装をやすりで落とさないと意味がありませんのでご注意を。

5.そのほか
端子を取り付けるためのボルト(ネジ径6〜8mmなど)
必要数。ホームセンターで数本150円ほどから。長さは10〜15mmで十分。
バッテリーマイナス端子のターミナル
既存のマイナス端子に共締めしても良いですが、緩んで外れる事があるのと、見た目も悪いのでターミナルを買ったほうが楽です。なぜかカー用品店に有るのは3千円ぐらいするのもありますが、私はホームセンターで350円で買ったターミナルを使っています。これで必要十分です。
●インシュロックタイ
ケーブルを固定する為のナイロン製の留め具です。車いじりでは各所で使うので、常に準備しておくと便利です。耐熱、対候性のあるものを選びます。100本300円程度から。
●10、12、14ミリ程度のレンチ、ニッパー、カッターナイフなど


 取り付け手順は

0.下準備
まずはエンジンルームをきれいにしましょう。ホコリやオイルがついていると効果が発揮できません。
常にきれいにしておけばちょっとしたオイル漏れもすぐに発見できますよ。作業時にもそれほど汚れませんしね。
バッテリーのプラス端子(赤いカバーが掛かってる方)を外します。10mmのネジです。
作業中誤って端子とケーブルが触れないよう、どこかに固定しバッテリーのプラス端子には絶縁物でカバーを掛けとくと良いでしょう。

1.どこに取り付けるか
どこに取り付けるかをしっかり見極めましょう。
必要な大きさの端子とネジはありますか?ケーブルの長さは?どこを取り回すかも考えましょう。

インシュロックタイでフレームに括り付けています。取り回しは見栄えにも影響してきます。かっこよく見えるように考えましょう。

ケーブルは耐熱と言ってもせいぜい110度程度までです。なるべく熱の影響を受けない場所を考え取回しをします。

2.端子をケーブルに取付けます
しっかりと圧着工具で取り付けます。
締め付けたら端子が外れないか確認します。
もう片一方は、切らずに現車に合わせながら切りましょう。その後に端子をつけます。間違って短く切った場合、無駄になるからです。




3.車に取り付け
端子付きのケーブルが出来上がったら、車に取り付けます。
振動で外れないようしっかりとボルトで取り付けます。
なお、取り付け面はコンタクトスプレーできれいにし、塗料がある場合はヤスリなどで剥がします。
途中の部分はインシュロックタイで他の部品などに共締めしていきます。
他の部品と共締めする場合は決して緩まないように注意が必要です。
ヴィッツにはサービスホールと呼ばれる6mmのネジ穴が各所にあるのでそちらを利用すると楽です。

4.ケーブルや部品の保護
ケーブル同士や、ケーブルと部品が擦れあいそうになるところに保護チューブを巻いて保護します。
擦れて穴が空いてしまうと、予想外の事故になってしまうかも知れ無いからです。

5.最終確認と始動
各所にケーブルがしっかり固定されているかを確認し、バッテリーのプラス端子を接続します。
エンジンを始動後はしばらくアイドリングさせましょう。バッテリーが外されECUがリセットされているからです。回転が落ち着いても、しばらくは放置したほうが良いでしょう。
ECUの再学習にはしばらく時間がかかるらしいので、100キロ程度は大人しい運転をしたほうが良いらしいですよ。



 アーシングポイントは

   より効果的な箇所(と取り付け易い場所)を狙って付けてみました。
   既存のアースを増強するようなアーシングポイントです

     バッテリー 〜 助手席側ストラット
     バッテリー 〜 左ライト後ろの純正アース増強
     バッテリー 〜 インマニ奥のエンジン左側サービスホール
     バッテリー 〜 エンジン右側シリンダヘッド横のサービスホール
     運転席側ストラット 〜 エンジン右側シリンダヘッド横のサービスホール
     エンジン側エンジンマウント 〜 エンジン右側シリンダヘッド横のサービスホール
     エンジン側エンジンマウント 〜 ボディ側エンジンマウント
     ボディ側エンジンマウント 〜 オルタネーターステーサービスホール

 

   
アーシングポイントの拡大写真はコチラへ (画像多し!重いので要注意!)

 ヴィッツはサービスホールと呼ばれる穴が各所に空いているのでそれを利用しましょう。
 基本的に6mmのネジが切ってあります。ただし、バッテリーマイナス端子の取り付け金具や場所に
 よっては多少の違いがあるので、端子やボルトを買う時は考えて買いましょう。


 なお、「インマニ奥のエンジン左側サービスホール」はかなり取り付け不便です。
 エアフィルターボックスを外したほうが楽です。10ミリのレンチ一本で外れます。意外に簡単です。

 アーシングポイントは、あくまでMIZOの参考例です。
 各自でデータを取ながらベストポジションを探し出すのもまた楽しいのではないでしょうか。
 アーシングへの雑感

アーシングの施工の効果についてですが、
とりあえず、2千〜2500辺りのトルクアップと燃費の若干の改善が体感されました。
あくまで体感目安程度ですので科学的根拠は無いです・・・(^_^;)

まぁ効果については、賛否両論有るようですが、天下のトヨタでさえディーラーオプションに入れるようになったぐらいですからねぇ。効果はそれほどでなくても、少なくとも悪い影響だけは無いでしょう。

DIYでしたら工具、端子なども含め一台辺り、数千円ですからね。良い勉強代です。
ドレスアップと機械いじりの勉強と考えれば、そんなに痛い出費では無いと思います。

それにしてもアーシングの市販のキットって過剰な価格が多いと思いませんか?
「車種別専用設計」とされる商品でもケーブル長がギリギリだとか短いとか言った話もよく聞きます。
利益追求のためなんでしょうけど、もっとユーザーや車のことを考えた商品があって良さそうですけどね。


この程度のページでお役に立てるかわかりませんが、ご質問などございましたら、ご遠慮無くメール・掲示板までお越しください。またお近くにお住まいの方でしたらDIYオフでもやりませんか?

  

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