趣 味 ![]() トヨタ ヴィッツRS (NCP13 1.5L 5DOOR AHMVK)についてのページです。 写真満載で重いですのでご注意ください!改造は自己責任でお願いいたします。 |
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ヴィッツのブレーキランプ増灯計画 光らない部分が多すぎやしないか? ヴィッツはテールランプとブレーキランプはダブルウェッジ球を採用しており、テールランプとブレーキランプは同じところが光るようになっています。 これでは、ハイマウントが無い場合、ブレーキ時のアピールが後続車に対して弱いので、ブレーキランプを増灯すれば、確実にブレーキを掛けた事を後続車にアピールする事が出来ます。(むやみやたらに増灯すると違法になるので注意!) ヴィッツのテールランプは3分の1が光る構造になっており、残りの3分の2は光りません。(RS以外の車種は3分の1はバックランプになっています) これでは勿体無いので、この光らない部分に電球を入れてブレーキ灯にしてしまおうというのが今回のDIYです。 そんなアイデアどこかで見たこと有るぞ! ブレーキの増灯というとピンとくる方も多いと思いますが、ヴィッツカスタマイズの総本山「LoVitz」や各パーツメーカーからもキットとして販売されています。 これらは、ソケットやパッキン、ケーブルなどがセットになっており、余分な部品等を買い揃える必要がありません。 (ただし、電球は別売りの場合がほとんど) ですからアイデアとしては以前から存在するものです。 各HPにアクセスしていただくとキットは簡単に見つかると思います。 で、そのキットは入手したのか? 結論から言いますと、入手しました。 Lovitz謹製の「リアテールキット3」(RS用)です。 RSのリアバンパーと物々交換しました(笑) その節はありがとうございましたm(_ _)m そのキットを取り付けただけなの? いや、実は取り付けてません。取り付け時に2,3センチの穴をテールランプに開けなければならないのに自信が無かった事と、現状復帰させる事ができない改造はリスクが高いと常々思っているので、あまりしたくないからです (←ただのケチ臭い小心者ですね(^_^;) ) と言うよりタイミングよく、あるブツを入手することに成功したためです。 言っておきますが、折角のテールキットです。無駄にはしません。必ず、ヴィッツカスタマイズのどこかで使わせていただきます。コレを譲っていただいた方のご好意を無駄にするようなことはできませんし、したくありませんからね(^o^)丿 前置きはどうでもええから早くレポしやがれ!(#゚Д゚)ゴラァ ごめんなさい、長くなりすぎました 以下、ごゆっくりとご覧下さい。 |
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ヴィッツRSのブレーキランプを増灯する 1.ブレーキランプをはずす まず、ブレーキランプを外してみましょう。 はっきり言って簡単です。必要な工具は10ミリのラチェット1本です。 バックドアを開けると両サイドに蓋があります。パチンと爪でとまっているだけなので、すぐに外せます。工具不要ですね。 蓋を取ると、10ミリのナット一本で留っています。ナットを外し、ついているコネクターも外します。あとは軽く引っ張るとユニットごと外れます。パッキンが張り付いていると少し外れ難いかも知れませんが大丈夫です。 なお、ユニットに小さな爪が付いており、ユニットを外した時に爪が折れるかもしれません。しかし、心配は要りません。必ず折れるものですし、折れても不具合は有りませんから。 で、テールランプのユニットを外した写真がこれ。 あれ?同じモノが二つ有りますね。 そうなんです。右がRS(NCP13)のテールランプ。左がノーマルヴィッツ(SCP10)のテールランプです。 SCP10のテールランプは左右セットでなんと1100円也。ヤフーのオークションで落札しました。 で、左がノーマル(SCP10)、右がRS(NCP13)のバックライトの部分です。 そう、NCP13はバックライトがリアバンパーに埋め込んであるので、SCP10でバックライトに使われている部分が、NCP13では目くら蓋で隠されているのです。 ということで、NCP13では空洞になっているここに、SCP10のソケットを移植しレッドのカラー電球を入れブレーキ灯にしてしまおうと言う計画です。 SCP10にはついている「電球ソケット」と「配線のためのコネクタ端子」 コレが欲しいがためにテールランプをオークションで落札したのです。 (なお、この部分だけのパーツは部品共販では供給されておらず、必然的にテールランプユニットごとの購入になります。新品で購入すると10700円です。) 2.RSのランプについている目くら蓋をはずす SCP10の電球ソケットをRSに移植するには、当然目くら蓋を外す必要があります。 しかし、これがまた固い!プライヤーで引っ張っても外れません。ぐらぐらはするんですけどね。 ということで、いろいろ眺めつつ試行錯誤していると原因がわかりました。表からネジで留っているのです。このネジさえ外せれば目くら蓋は外せます。 ところが、ネジを外すためにはテールライトの赤いレンズ部分を外さなくてはなりません。これが強敵です。爪で留っているのですが、いかにもすぐに割れそうです。割れたら一枚2,800円です。どんなに考えても、いじっても、ダメージのリスク抜きには外れそうに有りません。 結局、目くら蓋をドリルでこじる事にしました。仮にこれで失敗したとしても、SCP10のソケットで蓋ができるのでリスクヘッジができます。またノーマルに戻した時も簡単にフォローできるからです。 3ミリのドリルにビニールテープを先端10ミリを除いて巻きつけます。(突き抜け防止のため) あとは本体に傷つけないように、こじっていきます。最後はラジオペンチで引き抜きます。 なお、この作業はカッターナイフでも可能です。彫刻刀があれば文句なしです。かえってドリルは勢いがありすぎて本体に傷つけかねません。 外した目くら蓋が左の写真です。みみが付いており、ここでネジ止めされていました。内部にはネジが残っていますがごく小さなものなので問題ありません。 SCP10のテールランプより電球のソケットを外して、RS(改)の穴にはめ込んでみます。 ジャストフィット!! ・・・まぁ当然ですよね。ベースは同じですからね。 次にSCP10のテールランプのバックライトのソケット部分に付いていた、配線のための金属の端子を外します。 実はこれが無いと電球ソケットへの電気の供給が出来ませんので、もっとも大事な部品です。MIZOはこの部品が欲しいがためにオークションでテールランプを落札したと言っても過言ではありません。 千枚通しのようなもので簡単に外れます。 次に配線をします。 3.バックランプへ配線をする 配線はSCP10の配線をリサイクルしてもいいですし、自分で引いても良いです。 ケーブルの太さは0.75スケア〜1.0スケア程度です。その他、必要なものとしてワンタッチカプラーが必要です。数個で200円前後でカー用品店などで売ってます。 SCP10のランプから取った「配線のための金属端子」と「電力供給用のケーブル」を、NCP13用のランプに移植します。 配線の片方はテール&ストップランプ経由ウインカー、増灯のストップランプで配線します。コレがマイナスアース分になります。(SCP10のテールを見ながらやると解り易いです) もう片方は、車両側の端子にワンタッチカプラ−で接続するため、今の作業ではカプラーを取り付けるだけです。なお配線保護のために保護用のプラスチックカバー(右写真の黒いゲジゲジの配線カバー)を必ず取り付けましょう。こうしないとボデーと擦れてしまい、最悪車両火災にまで発展することがあります。 ![]() 参考までに、SCP10のテールランプ裏の配線はこのようになっています。 青い※印部分はRSグレードには、存在しない部分です。 端子番号6番がマイナスアースになっており、移植の際には6番からウインカー経由バックランプと配線を引きます。 もう片方はSCP10ではバックランプとして端子番号5番へ繋がっていますが、今回はブレーキランプとして使用するため、5番への接続は行いません ![]() なお、テール&ストップランプには車両への配線のためのコネクターがついており、そのコネクターの配線図とケーブルの色を表わしたのが左の絵です。 今回の増灯は、ブレーキランプとして使いますので、1番に繋がっている「緑−白」の配線に先ほどのワンタッチコネクターを噛ませば良い事になります。 もしテールランプとして使う場合は4番「緑」に噛ませます。 ※この図はSCP10系のランプ側コネクターの図です。車両側コネクターは、この図と左右対称(鏡写し)になります。 ※3番リアフォグはSCP10系の右テールのみです。 ※RSの場合、右テールとバックランプ周辺をいじれば、リアフォグに改良可能です。 4.車両側へ配線をする 先ほど、ワンタッチカプラーを取り付けましたが、それを今度は車両側へ配線します。 まずは、NCP13(改)のテールランプを車両へ取り付けます。外す時の逆の要領ですので難しくないです。ただナットを完全に締めるのは最後にしましょう。今は仮止めです。 ボデーの穴の部分から新しく引いた配線を通し、次にワンタッチカプラーで車両側の配線へ接続します。 その前に、車両側のハーネスから出ているコネクターをつまみ出し、黒い配線保護用のビニールカバーをはさみで切り開きます。 切り開いたら、ブレーキランプの配線を探し出します「緑地に白のライン」の配線がブレーキです。 他の配線は前述をご参考ください。 意外に狭いので作業性が鈍ります。コネクターから配線を抜くと楽です。極細のマイナスドライバーでこじると簡単に抜けます。 これから、カプラーを付けるのですが、カプラーを付ける時は、配線にストレスの掛からないように無理な曲げや折れの無いようにしましょう。それと、先ほど取り付けた配線保護用のチューブがボデーとの境目にきちんと位置してるかも確認しましょう。これらは愛車を守る為の重要なポイントです。 カプラーはしっかりとペンチなどで噛みましょう。カプラーを付けたら、先ほどはさみで切ったビニールカバーを元に戻してテープなどで固定します。 最後に、コネクターをソケットに差し込めばOKです。 試験点灯をしてみましょう。きちんと光ってますか? 光らない場合の原因は、ワンタッチカプラーの接触不良か、増灯部分のソケットへの配線接触不良のどちらかです。確認してみてください。 おっと、増設したブレーキランプは白い電球のままでは有りませんか?ランプカバー全体が赤いNCP13ですが、電球が白いままだと点灯した時には赤く光ってくれません。 これは車検に通らないばかりでなく、他のクルマの迷惑になります。必ず赤い電球を入手し取り付けましょう。カー用品店などで一個数百円以内です。 |
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ブレーキランプ増灯への雑感 MIZOさんが実施したブレーキランプの増灯は、作業的にそれほど難しいものではありません。コレを読んでなるほどと思われた方なら誰でも出来ます。よっぽど安くSCP10のテールランプを探すほうが難しかったですね。 それはともかく、かなりの効果です。これまで小さかったブレーキランプが単純に2倍ですから、後続車へのアピールもかなりのものだと重います。信号待ち等でピッタリ後ろに付く奴も明らかに減りましたしね。DIYの満足度が非常に高いです。 それにしてもトヨタはなんでこんな構造にしたんでしょうかね?GOAとかエアバックなどの事故が起きてからの安全装備でなく、事故を未然に防ぐ為の安全装備のほうが重要だと思うのですが・・・。 |
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このDIYで使った資材と工具 テールランプASSY RH 81550-52130(SCP10用) テールランプASSY LH 81560-52120(SCP10用) ヤフーオークションで左右セットで1,100円 カラーバルブ 赤 12V21W イエローハット 490円×2 ケーブル 0.85スケア 30センチほど 配線保護用プラチューブ 30センチほど ワンタッチカプラー 2個 ビニールテープ 少し 電動ドリル 3ミリ(代用可)、10ミリ ラチェット、カッターナイフ、ラジオペンチ、ニッパー、極細マイナスドライバー、人力、発泡酒数本。 |
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参考資料 (涙目ライト登場以前車両のデータ) SCP10 右テール関係 テールランプASSY RH 81550-52130 10700円 テールランプレンズ RH 81551-52130 2800円 テールランプレンズガスケット 81552-52020 540円 (左右同じ) テールランプボディーガスケット RH 81554-52020 480円 ターンシグナルソケットプラグ 90075-60019 560円 (左右同じ) バックランプ(リアフォグ)ソケットプラグ 90075-60015 450円 (左右同じ) テール&ストップランプソケットプラグ 90075-60017 450円 (左右同じ) SCP10 左テール関係 テールランプASSY LH 81560-52120 10700円 テールランプレンズ LH 81561-52120 2800円 テールランプボディーガスケット LH 81564-52020 480円 NCP13 右テール関係 テールランプASSY RH 81550-52180 9400円 テールランプレンズ RH 81551-52180 2800円 テールランプレンズガスケット 81552-52020 540円 (左右同じ) テールランプボディーガスケット RH 81554-52020 480円 ターンシグナルソケットプラグ 90075-60019 560円 (左右同じ) テール&ストップランプソケットプラグ 90075-60017 450円 (左右同じ) NCP13 左テール関係 テールランプASSY LH 81560-52160 9400円 テールランプレンズ LH 81561-52160 2800円 テールランプボディーガスケット LH 81564-52020 480円 変更されている場合があります。購入の際にはディーラーなどでご確認ください。 なお、各ランプソケットには“配線のための金属の端子”は付属していないものと思われます。したがって先述のようなランプ増灯を行う場合、ソケットだけを注文しても不可能と思われます。(未確定・要確認) |
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