趣 味    く る ま

 トヨタ ヴィッツRS (TA NCP13 1.5L 5DOOR AHMVK)についてのページです。
 
写真満載で重いですのでご注意ください!改造は自己責任でお願いいたします。

エアクリーナーの役割

エアクリーナー(エアエレメント、エアフィルターともいう)はエンジンが吸い込む空気をキレイにろ過する役割を持っています。
空気中の砂ぼこりなどがエンジン内部に入れると、ピストンや歯車に重大な損傷を与える危険性があります。したがってあまり目の粗いものはホコリを通してしまうのでエンジンにとってはよろしくありません。
しかし、逆に目が細かすぎて空気の流れが阻害される場合、エンジンに入る空気量が少なくなり不完全燃焼やパワーダウンの原因になります。
また、長い時間(距離)を走っているとフィルターにゴミが溜まりだんだん空気のろ過性能が悪くなってきます。その際は交換か清掃となります。通常は交換するのが良いでしょう。

理想は程よく空気を通し、かつ、ゴミを取り去るフィルターが良いのですが、これまたなかなかBESTと言うものが無いのが実状です(^_^;)
BESTな物が無いと書きましたが、あくまでオールマイティーに使えるものが無いと言う意味で、何を求めるか、車の稼動状況、予算などで自分に合ったものを探せば(作れば)良いのです。


うちの車の場合は


私は、ほぼ毎日通勤で80キロ前後の距離を走ります。走行ルートの特徴としては距離の80%以上を片側2車線のバイパス道路。大型車両も多く煤煙などはかなり多い。通行量は流れる所と渋滞箇所が極端。休日も車は利用する。レースやスポーツ走行はほとんどしない。休日はロングドライブが多い。住んでいる地域は田舎ではあるが空気がきれいというものではない。燃料費や補修費にはそれほどお金は掛けれない。

これらから総合的に判断し、結局、純正が一番良いだろうと判断し利用しています。


エアクリーナーに一工夫


ということで、我が家のNCP13が装着していたエアフィルターです。真っ黒!!( ̄□ ̄;)!!叩くと真っ黒い粉がぱらぱらと落ちてきます。

このフィルターは長年使っていた訳ではありません。
わずか11ヶ月、距離にして15,757KM走っただけです。
通常、車検ごと25,000KMごとに交換と言われていますので、その違いは歴然です。
MIZOは、こんな地域に住んでいます(爆)
これじゃ、何回交換しても追い付きませんねぇ。
対策を講じなければ・・・。



トヨタの補修消耗部品で使っているドライブジョイのエアフィルターを買ってきました。

純正部品の品番は
1SZ−FE 17801−23030
1NZ−FE 17801−21030  共に2200円です。

わずかな値段ですが、効果を成していない状態で使いつづけるのは、エンジン保護上良くないのは明らかです。こまめに交換する必要がありそうです。



古いほうのフィルターはイエローハットで購入したものです。価格はちょっと安めの2180円でした。縁がシリコンで覆われており、結構良いかなと思いきや、フィルター自身が薄く、細かいホコリは逃してしまってます。明らかに役目を果たしていません。

一般ユースには十分でしょうけど、私のようにハードな使い方をするには物足りません。

なお純正品は薄いピンクでかなりごつい感じはします。シリコンのカバーなどは無く、不織布を分厚く形成したような感じです。もちろん息を吹きかけると通すのが良く解ります。山谷の部分は綿が詰まったような感じです。



今回の秘密兵器がこれ。100円均一で買ってきたエアコン用のホコリ取りフィルターです。

先述のように、うちの車の使用環境は煤煙やホコリが多い地域を走っています。大きなすすボコリをこのフィルターで取り去り、小さなホコリは純正フィルターで取ってしまおうという計画です。

空気吸入時の抵抗が心配されましたので、息を吹きかけたり、扇風機で実験したりしましたが問題なさそうです。小麦粉を振ってろ過の実験もしてみましたが、ほとんど通さずかなりの好成績です。何よりも100円と言うのがうれしいですV(^0^)



100均で買ってきたエアコンホコリ取りフィルターをエアクリケース程度の大きさに畳みます。さらに大きさや形をハサミで切りそろえます。
エアクリケースにピッタリはまるようになればOKです。


厚さはちょうどエアクリ程度になりますが、フカフカですのでケースに入れてしまえば全く薄い物です。もちろん空気のろ過に抵抗となるほどの物ではありません。
後はセットするだけでOKです。そうそう、間違っても増設フィルターは空気流入の外側に設置しないといけませんよ。増設フィルターの意味が無いですし(笑)、なんかの拍子でエンジンに吸い込まれたら最悪ですからね。

簡単な(インチキクサイともいう)DIYの一工夫ですが意外に効果が有ります。
エアコンフィルターは当然、真っ黒になってきますが、エアフィルターはそれほど黒くなりません。確実に大きなホコリを食い止めています。汚れたら、外して捨てるだけ。100円ですから気になりません。

気になる空気吸入の抵抗ですが、思ったほど反動はありません。エンジン回転数、燃費などは変わりませんでした。加速、巡航時の感覚も変わりません。
とりあえず、成功と言ってよいでしょう。

エアクリーナーへの一工夫の私感

正直言って思わぬヒットです(笑)
エアクリを交換しなくて良いというレベルまでには到底追い付きませんが、寿命の延命化と言う意味では成功です。副作用も思ったような物は出なかったので結果オーライでしょうか。

私がやったこのDIYは誰でも、どんな車にでも通用するものではありません。冒頭で書きましたように、自分の環境に合わせて実施しなくてはなりません。本来はエアフィルターに「詰め物」なんてのはするものではありませんからね。
今回のエアフィルターに限らずですが、どんな車にでも万能に効果が出る改造なんてありえません。どのような目的でどのようにしたいのかを十分に把握する必要があります。

たまにキノコ型クリーナーを装着している方が見えますが、個人的にはエンジン系へのダメージは大きい部品だと思います。レースなどで一時的に使用するならともかく、恒久的に街中で使用するのは、かなりのリスクでしょうね。エアフロセンサーへのトラブルも多いようですし。ヴィッツの場合は純正交換式の乾式フィルターで我慢しとくのが良いでしょう。
毎日の通勤さえなけれは、吹け上がりの良いフィルターも欲しいんですけどねぇ。TRDのとか・・・。

  

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