趣 味   く る ま の メ ン テ ナ ン ス

 ヴィッツ・ジムニーに限らず、どんな車でも共通の簡単なメンテナンスやDIYの方法など何でも有り。
 車いじりのガラクタ箱コーナー!?
 
写真満載で重いですのでご注意ください!改造は自己責任でお願いいたします。
ペイントシーラントとは?

皆さん、車の駐車場所はどんなところでしょうか?
まさか路上駐車専門と言う方はみえないでしょうが、空き地に線をひっぱっただけの所から、屋根とシャッターつきの豪華ガレージまで様々だと思います。
我が家は幸い屋根付きの車庫ですが、ほとんど吹きっさらしの状態と変わりありません。
よって、雨が降れば水垢はつきますし、鳥の糞だって落ちてきます。

そこで、少しでも塗装面を守り、洗車が楽になるようにコーティング材の「ペイントシーラント」を施工しました。
これはトヨタのディーラーでもオプションで採用しており、焦げ付かないフライパンで有名なフランスのデュポン社の技術「テフロン」を車のコーティング材として利用し、ボデーに使っちゃえ!と言うものです。

施工後は水垢は軽く擦るだけで落ちますし、道端の草などによる小傷も付きにくくなります。

ペイントシーラントはディーラーで施工すると、ヴィッツクラスでも3.5万円ぐらい、ジムニーでも3万円ぐらい取られます。しかし、DIYすれば安いものです。施工手順も普通のWAX掛けと変わりません。
ただ、一般に市販されていないので、いかに安くで手に入れるかがキモです。私は●フーオークションを利用しましたがシーラント一本(2台分は余裕で施工可能)で3000円ほどでした。
検索すればゴロゴロ引っかかります。
ペイントシーラントの施工


シーラントをする前にまずは洗車をしましょう。
次に、今までの汚れも落とすべく下地作りをします。
下地作りの詳細は、「ボディーの傷消しメンテ」をご覧下さい。

私は住友3M製の高品位塗装面用の超微粒子コンパウンド「ハード2−L (5985)」で行いました。
詳しくはコチラ
恐らくコンパウンドとしては最も目が細かい製品です。

ペイントシーラント専用のコンパウンド材「プレップクリーナー」もありますが、目の細かさではこちらのほうが上のようです。

他に、下地作りのケミカルとして、古いワックスや油分を落とすクリーナーの「プレップソル」というものも有りますが車両の状況に応じて使用すれば良いでしょう。これは、カー用品店で販売されているワックスクリーナー(ワックスリムーバー)と同じものです。

これらの下地作りは、しっかりとコーティング材を塗装面になじませるために必ず必要なものです。面倒臭がらすに頑張りましょう。
コンパウンドもワックスクリーナーも新車の場合は必要ありません。洗車だけしっかりしましょう。

  

下地作りが完了したら、ペイントシーラントを塗りこんでいきます。
本来は、ウォッシャーノズルなどのプラスチック部分にマスキングすればベターなのですが、そこまでやってもきりが無いので省略します。
塗り方は適量をスポンジに取り、普通にワックスを塗る感覚で塗っていきます。特別な腕前は全然必要無いです。むしろ、固形ワックスより断然簡単に塗ることが出来ます。

  

コーティング材に限らず、コンパウンドでもそうですが、一定方向にスポンジは動かすようにします。ボディーの前後に塗ると水はじきも良いようです。
塗る量は少しのシーラントをなるべく薄く薄く伸ばすようにします。厚めに塗っても効果は変わらないばかりか、無駄になりますし、拭き取りが大変です。
雨があたりやすいボンネット上や屋根の上は特に丁寧に塗りこみましょう。

  

フェンダー回りも汚れやすい部分ですのでしっかりと塗ります。またドアを開けた内側なども塗っておくと良いでしょう。

ペイントシーラントが乾いても1時間ほどそのままで放置しておきましょう。
この間にテフロンの膜が形成されます。

  

拭き取りですが、間違っても雑巾やぼろ布でやってはいけません。折角の塗装面が傷だらけになってしまいます。
私はカー用品店で購入した不織布の拭き取りシートを使いました。非常に柔らかい材質ですし、使い捨てですのでキズの心配がありません。300円ほどです。
拭き取りの際にもなるべく一定方向で動かしましょう。
コーティング材を厚く塗りすぎると拭き取りが大変です。特にこのペイントシーラントはかなり貼り付きが良いのでなかなか落ちないんですよ。拭き取りが一番時間がかかりますね。



ハイ!完成です!(^o^)丿

鏡面状態で非常にキレイです。

思わずほお擦りしたくなっちゃいます(笑)









ペイントシーラントへの雑感

ペイントシーラントは、市販のWAXのような水はじきはしません。また雨が降りさえすればボディーがキレイになると言うものでもありません。
それほど水玉は出来ませんし、水垢だって付きます。あくまで「塗装面を守る」コーティングです。

もちろん、水洗いすれば水垢もスッと落ちますし、小傷も付き難いのですが、コーティング材というだけで、それに完璧を求める方がみえ、ディーラーへ文句を言う方もあるそうです。
実際にそんなコーティング材が出来たらノーベル賞ものなのですが・・・(^_^;)
まぁ宣伝文句が過剰なのかもしれません。

それと、ディーラーで保証している新車への施工の場合5年間の保証ですが、とても5年間持続するとは思えないですね。満足できる効果は2年でしょう。水垢はいつまでもかなりキレイに落ちますが、水はじきがムラになってきます。まぁこれは施工の際の腕にもよるでしょう。
ですから、自分でDIYした方が補修メンテも出来ますし、かかった費用も納得できるでしょうね。

でもですね、自分で簡単にできるコーティング材でこれだけの効果が発揮できるんですから絶対にお得ですよ。これは。

一部コーティングの専門業者がペイントシーラントに対し批判的な行動を取っているようですが、ディーラーの価格(費用対効果)に対しては確かに問題あるでしょうけど、私なんかはDIYですからねぇ。コーティング屋が「ペイントシーラントより効果があってお得ですよ!価格はたったの25000円!!」と言われても全然説得力が無いですよね。そのコーティングであっても3年間効果が持続するようなものはありませんしね。

ということで、過剰な期待は禁物ですが、ペイントシーラントはDIYでやると、お手軽で安価な割りには大変お得なコーティングです。一度お試しください

  

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