趣 味   く る ま の メ ン テ ナ ン ス

 ヴィッツ・ジムニーに限らず、どんな車でも共通の簡単なメンテナンスやDIYの方法など何でも有り。
 車いじりのガラクタ箱コーナー!?
 
写真満載で重いですのでご注意ください!改造は自己責任でお願いいたします。

ボデーのキズ消しメンテナンス(初級)

車は屋内のガラスケースにでも保存してない限り、運転してると必ずどこかが傷つきます。
特にヤブに突っ込むような酷道走行を行うと・・・(T_T) ということで簡単なキズ消し講座です。
というよりはMIZOが使ったケミカルの紹介です。
実験台はMIZOさんちのヴィッツとジムニー・・・ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン!!


ここでいう「小キズ」とは、
「塗装剥げは無いが、引っかいたような線が残っている。」
という程度のキズの事です。別名酷道キズとも言う!?



今回のキズ取りに用意した秘密兵器がコレ。

住友3M製の「ハード2−L (5985)」です。
高品位塗装面用の超微粒子コンパウンドです。
詳しくはコチラ
恐らくコンパウンドとしては最も目が細かい製品です。

なお、濃紺車にはコンパウンド作業の後、「3Mパーフェクトグレーズ(5941)」という艶出し材を使うと良いでしょう。と言いましても、普通の小キズ落しには「ハード2」だけで十分ですけどね。




  

スポンジにちょこっとだけつけてボディーを軽く撫でます。
コツとしては、スポンジを動かす時に無理に力を入れないこと、円形や縦横に動かさず一定方向(前から後ろへ)に動かす事です。

くれぐれも一定部分だけをゴシゴシとやらない事。塗装のクリア層まで剥げちゃいます。軽く擦る程度にしておきましょう。
軽く擦っただけでも、スポンジにはこんなに汚れや古いワックス分が付着します。

それからスポンジは、よくワックスなどにオマケで付いてくるスポンジはダメです。目が粗くてかえって傷つけちゃいます。繊維の固くないやわらかいものを使いましょう。ちなみに私は植物繊維で出来ているとの謳い文句のやつです。それから乾いたスポンジではキズの原因になります。水で濡らして湿らせてから使いましょう。

* * * * *

ついでですが、皆さんは洗車後のワックス掛けの時、ボディの水滴を拭き取ってますか?実は拭き取らなくてもいいんですよ。むしろ霧吹きで少し湿らせながらやるぐらいがちょうど良いです。

ボディーの汚れの大半は古いワックス成分がホコリや雨と合成されて出来たものです。だから水垢ってなかなか落ちないんです。ワックス掛けの時、無駄なワックスが拭き残されたりすると、そのワックスが汚れの元となります。さらに、ワックス掛けはムラになりやすいものです。そのムラになった部分、これが拭き残しとなりやすいのです。
ワックスムラ → 拭き残し → 風雨に晒され汚れ → 水垢 → 落とす為にワックスでゴシゴシ → 余計にムラ → だんだんとひどくなる悪循環
こんな感じでしょうか。
ということで、ワックスムラを出さないために
  1.ワックスは少量を良く伸ばす (ワックスを湯煎(低温でね)に掛けて伸ばすのも技あり)
  2.霧吹きで水を掛けながらスポンジで滑らすように伸ばす (水が潤滑材の役目をしてくれます)
  3.一定方向にスポンジは動かす事 (円周の動きはムラと磨きキズの原因)

それと、ワックス掛けの後スポンジは洗剤できれいにしっかり洗って乾かしましょうね。

* * * * *




んで、コンパウンドを掛けた後がこんな状態。

屋根部分ですが、つるつるの鏡面状態です。

当然、ヤブに突っ込んだ枝葉のこすり傷などは一切消えてしまいました。


★こすり傷の写真を撮るのって難しいですねぇ
解り難い写真ばかりでゴメンナサイ(^_^;)




  

助手席のドア回りの小キズも消えちゃいました。ついでにドアハンドル回りの爪による小キズも消しちゃいました。新品同様です。はい(^ー^)ノ


  

超微粒子のコンパウンドは、サイドバイザーなどのアクリル部品にも使えます。(普通のコンパウンドはかえって傷になるからダメですよ) 洗車傷ですら消えてしまいました。


  

枝で傷ついた長ぁ〜い線傷も無事に消え去りました。それに意外に多かったのがヘッドライト周りの傷。ヤブを掻き分けて走ってますから当然傷は付きますね。でもキレイになりました。


コンパウンドはキズ落しのあと、白く残ってしまいます。ちょうど拭き残しのワックスのように。
でもワックスと違い水で流せばキレイさっぱりに落ちるので気にせずに作業しましょう。
わざわざ布で拭いてると幾ら時間が有っても足りないですよ。

それから、スポンジで塗った後、きれいな布で拭く事と説明書きには書かれていますが、布は布目にコンパウンドが入ってしまうと、目詰まりを起こし効果が無くなるので、スポンジのままで擦るのが楽です。また、スポンジ面全面で圧力が掛けれるので均一な作業ができます。


コンパウンドでキズを取った後のボディーはまっさらのつやつや状態です。塗装したばっかり新車と同じ状態です。
このまま放置しては長持ちしないので、すぐにワックスやコーティング材を施工してあげましょう。

せっかくですから、コーティング材を使ってみてはいかがでしょうか?
コーティングは施工する際に「下地処理」という作業が必要です。コーティング薬剤がしっかりとボディーに馴染ませるために、この作業は必須です。
コンパウンド作業が終わった今の状態はまさしく「下地処理」が終わった時の状態と全く同じです。
こんな事を聞いたら、チャレンジしない訳にはいきませんねぇ・・・(^_^;)



ということで、次回予告!!

   ディーラー純正採用 テフロン ボディーコーティング材
  「  ペ  イ  ン  ト  シ  ー  ラ  ン  ト  」 
  〜おいらの車は焦げ付かないフライパンといっしょ!?〜  を施工するの巻

  

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