ここネット通信
No.14
令和2年1月15日
ここね
発行者 特定非営利活動法人 心音
特 定 非 営 利 活 動 法 人 心音
代筆 サイトの管理人(メンバーの一人)
NPO法人の在り方についての考察
いつもこの作業所にいて思うことだが、NPO法人を先駆けて、日本で誰かが行ったという
モデルがない。論文のモデル作りみたいだが、それがないとどちらの方向性に進んだらよいか
かなり迷う!!それなら社会福祉のNPO法人のモデルをつくればいいのではないかという話もあるが、
それはかなり難しい。何かそのきっかけとなることがあれば、どんどん邁進できるのだが、
それも7年間以上会員でメンバーの一員として働いているが、全然見つからない。
一時期は、株式会社と似たようにして、同じように生産性を追求すればいいのではないかと考えてもみたが
それもうまくいかないことが分かりだした。
どうしても、このような障害者が集まる作業所なので、それにかなりの比重を置きすぎると、
ミスの連鎖反応となり、仕事に行き詰まりをおぼえる。かといって、それを無視することはできず、
ジレンマばかりが生じる。
一体どうしたらいいのだろう??
どういう方向性に持っていったら、作業所の仕事が円滑に進むのだろう??
迷うことばかりだ!!
誰かこちらの方向に進むのが、BETTERだよと道標をしてもらいたいところだが、誰もそれができない。
NPO法人自体、巨大な社会テストのようにも感じる。
しかし、あきらめるわけにはいかない。
道しるべといえば、中部地方では、猿田彦大神、でもまた、神々に頼っていいのだろうか。
それでも神仏に頼りたい気持ちである。
NPO法人は、社会や地域のために行政の左腕ともなって、貢献するという目的があり、ここネットも
それに準じている。その目的は今のところ十分果たせている、障害者を積極的に受け入れ、社会活動を
行うことで、将来的に自立を促すというものだ。だが法人自体の目的が明確ではない。
お金を稼ぎたいのか、それともそうでもないのか、ミスを減らして、他の取引企業と良好な関係を
築きたいのかなどあまり明確ではない。いろいろ社会福祉の分野ではNPO法人があるが、みんなバラバラである
統一基準を示したらいいのではないかという指摘もあるが、それぞれが、設立の目的が違い、それは
しごく困難な話である。
一時期は株式会社みたいに、お金儲けに走った方がいいのではないかとも思ったのだが、簡単にいく
話ではない。
一つ思ったのは、気長にみてやるのが大切なのでは....ということである。
株式会社のようにすぐ結果をだせという法人ではない。もっと始まったばかりのNPO法人、腰を据えて
みてやることが良いのではと思う。