平成26年度事業 古墳見学会

(平成27年4月19日)

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人面墨書土器

出土した土馬

伊勢物語解説書とレプリカ

当時の群行の様子のジオラマ

( 津市 長谷山古墳群他安濃地区古墳 伊勢神宮参拝 斎宮歴史博物館見学 )

大名塚古墳の解説

今年度の見学会は遺跡の見学に加え、一部観光的な面も追加するというコンセプトのもと計画した。見学地の候補先に式年遷宮が行われて間もない伊勢神宮を選び、伊勢方面への途中にある津市の「長谷山古墳群」をメインの古墳見学先とした。「長谷山古墳群」は本会の学習の中に出てくる「船来山古墳群」も含む畿内の有数古墳群である。この群集墳も船来山と同じく6世紀から7世紀にかけて大量の横穴式石室を築造している。ただ、残念ながら古墳公園の整備というところまではできていないため、一部保存されている「平田古墳群」を見学した。他に安濃地区の古墳として「大名塚古墳」、作り出し付きの方墳である「明合古墳」を見学し、最後に出土品を展示してある「安濃郷土資料館」を見学した。伊勢に昼に着き、昼食後、伊勢内宮参拝、おかげ横丁での買物を終え、明和町の「斎宮歴史博物館」へ向かった。ここは通常のお伊勢参りでは訪れる機会も少ないと思われたため見学地に選んだが、斎宮制度を知らないものにも身近なものに感ぜられたことと思われる。古墳時代の終焉を迎えつつあった天武・持統天皇時代に構築された遷宮制度、斎王制度にいくらかでも触れられることができ、今回の見学会の意義も見いだせられたのではないかと思われる。津市での見学に際しましては多大なる準備とご協力を賜りました津市教育委員会並びに生涯学習課の田中様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

見学状況

斎宮にて供されていた食物

斎宮にて使用されていた衣服

斎王の間の再現

奈良時代中期使用の土師器

奈良時代前期使用の土師器

奈良時代後期使用の土師器

学芸員による解説

斎王歴史博物館入口

伊勢神宮宇治橋北詰の大鳥居

遷宮後の本殿

明合古墳前での参加者全員の集合写真

平田古墳群より移設された12号墳

東側の作り出し部

平田古墳群の解説

横穴式石室内部

明合古墳での解説

館内展示物の見学状況